君がいるだけで世界が光り輝く

田中圭とお酒と子供とあれと…

見えない敵と戦い続けて

大前提として、私はジャニオタ*1である。

人生の3分の2はジャニーズとともに過ごしてきたし

ジャニーズがいなければ今の私はいないといっても過言ではない。

そんな私に2019年の夏、田中圭という強敵が現れた。

今日はそんな強敵のお話。

 

 

『俳優・田中圭』を自分の中で認識したのはいつだっただろうと記憶を辿ろうとしてみたのだが、はるか昔すぎてもはやわからない。

物心がついたとき、下手したら物心のつく前からテレビっ子としてテレビとともに育ってきた私。

6個上に姉がいた影響もあり、幼稚園の頃から月9*2はずっと見ていたし、一人部屋を獲得した小学3年生のときには、当時絶好調だったあいのり*3をこっそり夜更かししてみていたくらい。今思えば本当にマセた子供だった。自分の娘がこうなったら泣く。

 

田中圭の沼に滑り落ちたことをきっかけに彼のwikiの出演作品の欄を調べてみれば、見たことあるものが山ほど並んでいる。

ごくせん、ホットマンウォーターボーイズオレンジデイズセカチュウ白夜行ロス:タイム:ライフ

見ている。ずーっと見ていたのだ。

おそらく中学生のころには間違いなく顔を見れば「田中圭」だと認識していたし、間違いなく好印象の俳優さんだった。

 

ただ、先にも書いた通りジャニオタだった私はそのグループ、推ししか見えていないし、俳優さんの情報の入手方法もわからなかった(ジャニーズはわかりやすくWebや情報をまとめてくださる大手アカウントがいつの時代もあった)ので、テレビで姿を見て「あ、田中圭だ~」という程度のまま年月は過ぎていく。

(ちなみに私の推しも2016年にバラエティ、2017年にドラマで田中圭と共演しているのです。)

 

2018年、田中圭にとって転機となる作品が放送される。

そう、みんなもご存じ、「おっさんずラブ*4である。

実は私、このドラマをリアルタイムでは見ていない。(深夜帯のドラマはノーチェックなものが多かった)

ただ一度、深夜に何げなくつけていたテレビから、このドラマが流れ、突飛な内容に開いた口がふさがらなくなりながら50分見たことがある。(のちにわかるが5月5日放送の第3話「君の名は。」だった。)

あれは本当に衝撃的は50分だった。私は今、何を見せられているんだろう。という気持ちを抱えながら目を離せなかったのだ。

飲み会終わりに帰宅した旦那に、「何見てんの?」と聞かれ、「わからないけどなんかすごい。」と返したのをすごく覚えている。

とはいえ、当時見たのはその1回キリだった。

1話から見れなかったドラマは途中からはもう見ない派だったことと、回を追うごとに話題となりいろんなところでおっさんずラブおっさんずラブと聞くようになったときに、こんなに話題になったタイミングで乗っかりたくない。と見えない誰かと戦い始めた。(結局後々見ることのなったのだから無意味極まりない戦いである。)

 

そこからはしばらく意地との戦いの日々。

ここぞとばかりに、ネトフリ、プライム、フールーでおすすめ欄に出てくるのだ。 

来る日も来る日も、「 見ようかなあ・・・いやここで見たら負けなのでは・・・」

と謎の敵と戦う。本当に私は誰と戦い、誰に負けたくなかったのか。

2018年9月には田中圭ぐるナイのゴチレギュラーメンバーになる

「あぁ田中圭がレギュラーになるんだ。最近よく聞くもんなぁ。」なんて考えながら

放送が見れるときには積極的に見るようになった。

 

 

時は過ぎ、2018年12月。

二人目の出産を控え、産休に入った。

それと同時に都内の手狭マンションから旦那の実家がある横浜に引っ越しをした。

横浜とは言えど家か畑がほとんどの過疎地で都会大好きな私は

もうひたすらテレビにかじりつくしかない。ひたすらにテレビを見た。

日々の話し相手はテレビと2歳児の長女である。

そんなある日、家族全員眠りについた後、Huluで古いドラマを見ていると、

”こちらを見たあなたへおすすめの作品”にまたおっさんずラブが出てくる。

 

大方見たかったものを見つくした私はこれまで戦い続けた敵にあっけなく白旗を振り、第一の負けを認め、ついにおっさんずラブを見るのである。

 

結果、めちゃくちゃに刺さった。

 

念のために言えば、私は男性同士の恋愛に理解はあれど、別にそれを萌えの対象とはしていない。

 男性同士の恋愛が好きな女の子たちを否定することもしないが、交わることもなかった。その考え方は今も変わっていないし今後もおそらく変わらないと思う。

そんな私が、めちゃくちゃに刺さったのである。

なぜかと言えば、私は単純に恋愛物がとにかくどうしようもなく好きなのだ。

萌えとはしていないものの一人と一人が結びつくストーリーは十分に恋愛物好きな私にヒットしたのだ。

恋愛要素はもちろん、深夜ドラマ特有のネタ要素や1話30分弱、全7話。

見やすい要素がそろいにそろっていた。そして何より田中圭演じる春田がただただかわいい。

 

 

しかし、ここではまだ100あったHPを70に削られた程度である。

田中圭そのものにやられたというよりはドラマが面白かったのだ。

 

おっさんずラブを見た勢いで次に見たのが

恋がヘタでも生きてます*5である。

振り回される春田と振り回す雄島のふり幅がすごすぎて感動した。

そうだそうそう。田中圭っていい役者だったな。なんて思いながら雄島さんにきゅんきゅん胸をときめかせた。

ちょっとポンコツの営業マン春田が次の日にはNY帰りの凄腕社長になった。

ときめかないわけがない。女のツボをよくわかっている。

「僕は欲しいものはなにがなんでも絶対に手に入れる」なんて言われたらこの身をささげるのみである。

ここで、無自覚のまま私のHPが残り50となる。ナカナカヤバイ。

 このころから、テレビで田中圭を見れば、好意的にチャンネルはそのまま見るようになった。 

 

ただ、何度も言うが私はジャニオタである。推しがいるのだ。

好きになるとその人で手一杯になってしまう性分のため二人を同時に応援がなかなかできない。

そして既婚者には深入りしないというポリシーがある。

恋愛体質なので、タレントであっても既婚者だと奥さんの姿がちらついて、かっなし~( ;∀;)となるのである。

だから好意的にみつつも、俳優なら田中圭が好きかな?とレベルにとどめていた。(意識的にとどめている時点でもうアウトな気はするが。)

 

そして2019年4月。

始まったのが「あなたの番です」*6である。

無自覚のままHP50で見始めたドラマ、最初の頃は母性くすぐる手塚翔太に軽いパンチを食らわせられながらも、録画してるからなんとなく見ていた。

3話ぐらいからドラマの売りであるラスト5分の衝撃に見事にのめりこんでいた。

 

ちなみに、ここまで田中圭の話をほかのだれかに話したことがなかった。

ドラマが6話くらいまで進んで目が離せない展開が続くようになったころ、毎週の放送後に受ける衝撃を一人で抱えていられなくなり、10年来の友人(こちらもジャニオタである)にドラマを勧める。

じゃあHuluで見てみるねとの回答をもらい、一緒に話ができる相手ができたと喜んでいた。(のに、何を勘違いをしたのかこの友人は当時土曜日にやっていた俺スカを見始めた。丁寧に報告もあって突っ込んだ。)

そこからまた4、5週間が経ち1章が衝撃的ラストで終わったあと、友人から「そういえば、あな番見たよ」と待ち望んでいた報告を受けた。

報告を受けた日は考察や推理はもちろん、手塚翔太の菜奈ちゃん大好きエピソードのかわいさに盛り上がったりもした。

このあと、旦那を巻き込むことにも成功し、一人で抱えきれなくなることもなくなり毎週日曜日を待ちわび毎日をたのしく過ごしていた。

 

8月に入ってドラマの盛り上がりを感じながら、いつものように友人と電話でオラウータンタイムをしていたとき、友人から「そういえば、田中圭おっさんずラブと恋ヘタ見たんだ」という報告を受けた。

今まで、ドラマにははまりつつも田中圭はさほど、と言っていた彼女が田中圭にはまっていたのである。

ここで、自分の中で口に出してこなかった田中圭に感じていた魅力をついに人に話したのである。

2人で田中圭のあそこがヤバイ、ここがヤバイ。あのドラマをみた、このドラマが見たい。コップかあら溢れたように止まることなく話した。

人にスキの感情を伝えることで私はあっけなく田中圭という強敵に敗北したのである。

 

ここからは、も~う早かった。穴埋めゲームのようにwikiを見ながら見たことのない田中圭を摂取する毎日。

頭の中はもう田中圭でパンッパンだった。見たことあるものも改めて見返したり、ひたすら画像を検索したり。なにもかもが初めて知ることで新鮮で楽しかった。

劇場版おっさんずラブも旦那に頭を下げ、子供たちを寝かしつけた後に一人レイトショーをさせてもらった。(これはまた別で記事にしようと思う)

田中圭モバイルを知り即登録もした(コスパ良すぎてびっくりした。)

もちろん今でもジャニオタであるが、自分の中で使い分けができるようになった。

推しに動きがない今はとにかく田中圭を楽しもうと日々を楽しんでいる。

 

ここから先は現在へとつながる。

この気持ちはあな番が終われば落ち着くのかなと思っていたが今のとこと落ち着くどころか増していく一方だ。

もう落ちるところまで落ちてみようとすがすがしい気持ちになっている。

少し上で、敗北と書いたが、こんなにも心が満たされ日々が楽しいのなら、これはもう勝利だと思う。私は田中圭に負けて田中圭に勝ったのだろう。

ここから先はまた未知の世界で光り輝く彼を見よう。

 

田中圭への思いは現在進行形で続いているので、これといったオチはないが、

ひょんなことから滑り落ちるように恋をしたこの気持ちをなんとなく残しておきたくてこのブログ書いたのであった。

 

ということで、これを読んだ誰か!これだけは見るべきだ!という田中圭があれば教えてケロ★田中圭を一緒に愛でようじゃないか★

 

 

 

 

*1:ジャニーズ事務所に所属するタレントのファンの総称

*2:フジテレビの月曜日夜9時枠で放映される連続ドラマのこと

*3:あいのり』は、フジテレビで1999年10月11日から2009年3月23日まで放送されていた日本の恋愛バラエティ番組。放送時間は毎週月曜日の23:00〜23:30

*4:2018年4月21日から6月2日まで、毎週土曜日23時15分から翌0時5分の同じくテレビ朝日系「土曜ナイトドラマ」枠で連続ドラマとして放送されたテレビドラマ

*5:2017年4月6日から6月22日まで読売テレビ制作・日本テレビ系「木曜ドラマ」枠で放送された。全12話。主演は高梨臨

*6:『あなたの番です』(あなたのばんです)は、日本テレビ系「日曜ドラマ」にて2019年4月14日から9月8日まで毎週日曜22時30分 - 23時25分に放送されていたテレビドラマである。通称『あな番』。